カキツバタの花言葉1 (ページ17)

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麗来side

新『あらたはね…ひこうきのうんてんしゅさんになる！』

麗『へぇー！すごいねぇ！』

拓『うんてんしゅさん、ぱいろっとってかいたら？
【パイロット】ってかくんだって〜』

新『すごぉーい！たくやカタカナさんかけるの〜!?』

奏『かっこいい〜！』

照『おっ？みんなは大きくなったら何になりたいのかな？』

奏『みなとは、せんせやりたい！』

照『おー！凄いじゃん！
先生かっこいいね。
うらは？』

麗『うらはね…めめと、さっくんとこーじとっ、あべちゃとちょっぴーと！らうになりたい！』

照『みんな？どうして？』

麗『みんな、かっこいい！みんなだいちゅきだから！』

照『そっかぁ〜！ありがとう。
じゃあ、【かんごしさん】って頑張って書いてみよっか。
拓也は？何になりたいの？』

拓『たくや…おいしゃさんになりたい…』

照『凄いじゃん！拓也ならきっと出来るよ。
先生いーっぱい応援してるからね。』

拓『うん！』

照『じゃあ、お願いごと書いたら色塗りしていいからね。』

麗『できたぁー！』

奏『みなとも！』

新『あらたもかけたぁー！』

拓『できたぁ…かっこいい…』

照『おっ？出来た？

おー！みんな上手に書けたね。凄い凄い。

じゃあ、先生達飾るからせんせいにくーださい？』

4人『はぁーい！』

照side

アイリス祭の前日みんなが寝静まってから、飾り付けが始まった。

ほかの飾り物はこの前の時間と今日までの院内学級の時間でみんなが仕上げてくれてもう飾ってある。

でも、低学年も高学年もみんな一人一人違う夢に向かって毎日生きてるんだって毎年思う。
低学年の中にはまだまだ子供らしい夢があったりしてるけど、学年が上がるにつれてやっぱり現実味を帯びた夢になってくる。

その夢を全員叶えられるかは分からない。
夢を胸に抱いたまま遠くの世界へ旅立つ子も居る。

でも、俺たちはいつも思ってる…

【子供たちの夢は絶対叶える。】

アイリス祭はアイリスの花言葉に由来する。

【希望、信じる心】

いつか、みんなの信じる心が報われますように。

Fin