検索窓
今日:34 hit、昨日:15 hit、合計:15,863 hit

ページ20

赤side

涼『寒くないように、ブランケットかけようね。』

こうして、ナースステーションから昼間よりも暗い廊下を歩いてロビーまでやってきた。

麗『くらいねぇ…』

涼『そうだね。お星様ここから見えるかな?』

麗『みたぁい…』

涼『お、ここならいっぱい見えるんじゃない?』

麗『おほしさま…っ』

ロビーのソファーに座って向かいあわせ抱っこ。
月明かりが、明るく差し込んできていた。

涼『こらこら笑お電話は触ったらダメ笑
ほら、これ貸してあげる。』

そう言って聴診器についてるゆきだるまのクリップを渡した。

麗『ゆきだーま、…』

退行気味なのか、言葉が幼くなる麗来。
退行は、その子に合わせる必要があるから言葉選びが重要になってくる。

涼『そうだね、雪だるまさん赤いマフラーしてるねぇ』

麗『うらね、みずいろのまふらーもってる』

涼『えー雪だるまさんと同じだぁーいいねぇ』

マフラーは、俺たち9人と色違いで購入した。
俺たちの【最初】の患者さんだから。特別な思い入れがあるから。

涼『さあ、お散歩再開しよっか。』

振動を与えたら、寝るよね…きっと。


それから、プレールームに行ったりカウンセリングルーム、通称うさぎさんの部屋に行ったりと結構回った。
処置室、通称くまさんのお部屋は通っただけで愚図ったから、素通り。笑

だいぶ眠くなってきたのか、うとうとし始めたから寝かせる体勢に入った。

背中をトントン、体をゆらゆら…

そうしてるうちに、体に全体重がかかった感覚があったから病棟まで、眠りを深くさせながら連れて帰った。

・→←少しさみしくなっちゃった…



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
45人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:詞音 x他1人 | 作成日時:2022年7月24日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。