カキツバタの花言葉1 (ページ25)

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紫side

そろそろ吸入終わったかなーって思って、処置室に行くと翔太に寄りかかって寝かかってる麗来が。

辰『あらあら笑
うら〜？眠いところゴメンだけど、ちょっともしもしさせてね〜』

麗「んーんっ…」

翔『あー、うら〜？もしもしの時は静かに。でしょ？』

辰『ごめんね、身体しんどいの無くなった？』

麗「んっ、だいじょぉぶ。」

辰『そっか。それは良かった。
また苦しくなったらさっくんとか翔太に教えてね。』

麗「はぁいっ」

大『お、いいお返事だぁ。』

辰『じゃあ、後よろしく。』

そう言い残して、医局へ戻った。
この頃、多いなぁ。
近いうちに、動脈採血した方がいいかな…

そう考えて、自分のデスクに座った。

青side

ふっかが医局に戻ってからすぐ、俺に寄りかかりながら寝ちゃった麗来。

大『かわいいっ…天使だねぇ〜』

翔『それはそう。笑
てか、ここからどうしよう。
病室連れて行って寝かさないといけないから…
とりあえず抱っこしよっか。』

大『じゃあ、翔太お願いします。笑
今、鍛えてるんでしょ？』

翔『佐久間〜お前なぁ〜笑』

まあ、結局俺が抱っこして病室まで連れて行った。

そのまま朝まで起きずに、起床の時間に。
麗来は、夜遅くに発作起こったからもう少し寝かせようということになって、まだ寝てる。
そんな時、ふっかから申し送りが来た。

辰『麗来明後日、動脈採血することにしたからよろしく。』

やっぱりそうだよな…
可哀想だけど、俺らはいかにスムーズに安全にできるか考えてやるしかない。

あとどれ位、イヤイヤって言って拒否してくれるだろうか。
いつか、拒否もしてくれない反抗期が来るのかな…

その日に向けて今はみんなで麗来のことちゃんと見守ろうな。

Fin