カキツバタの花言葉1 (ページ28)

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黒side

亮『あ！麗来ちゃん！コレ見てー！
可愛いお人形さんいっぱい居る〜！
うわぁ、こっちにも。
麗来ちゃん来て来て〜！』

麗『ん、…？』

亮『これ、阿部ちゃん重くて持てないからこっち来て〜
ほら、おもちゃも。あ、絵本もある。』

麗『ん、…』

1歩ずつ確実に処置室に向かう麗来ちゃん。
阿部ちゃんパワーすげぇ笑
そして、いとも簡単に廊下と処置室の境界を通らせてしまった。

阿部ちゃん、恐るべし。

亮『ほら、これも。これも！麗来ちゃんの好きなお人形さんだね。』

麗『…これね、うさちゃん。』

亮『そっかぁ、うさちゃん可愛いね。』

阿部ちゃんもね笑

亮『麗来ちゃん、歩いてきたの？』

麗『うん。』

亮『そっかぁ、歩いて疲れたんじゃない？うさちゃんと一緒にここ座りな〜？』

麗『ありがと…』

その時に、亮平くんから鎮静始めても大丈夫っていう耳打ちがあった。
それを伝えると、じゃあ酸素を入れる流れで入れようかって事になった。

亮『阿部ちゃんも一緒に遊んでいい？』

麗『うん！いいよぉ』

亮『やったぁ！

こんにちは〜僕はクマのくーってお名前なんだぁ〜お話しよ〜？』

麗『くーくん？』

亮(くー)『はーいっ！君のお名前は〜？』

麗『うらっていうの。』

亮(くー)『うらちゃん？よろしくね〜！』

麗『くーくん…うらね、きょう、ちっくんするの。』

亮(くー)『えぇ!?ちっくんするの〜？くー、ちっくん嫌いなの。』

麗『うらも…』

亮『でも、くー、今日ちっくんして縫い縫いする日でしょ？』

亮(くー)『えぇ〜…』

亮『だって、ほらここ。傷付いてて痛いじゃん？』

亮(くー)『んー…でも、うらちゃんが隣にいてくれたら頑張れちゃうかも…』

麗『ほんとぉ…？』

亮(くー)『うん！頑張れる！』

亮『お、じゃあ頑張るよ〜』

亮(くー)『…あれぇ…眠くなってきたぁ…』

麗『うらも…』

亮『じゃあ、2人でベッドにゴローンってしちゃおうか。』

麗『んっ…ねむい…』

亮『寝ちゃっていいからねぇ…

…よし、始めて大丈夫です。』

…すげぇ…笑

俺だけじゃなくて、ふっか先生と舘先生も固まってた。