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黄side
はじめまして。俺はこの病院の学校教諭、岩本照です。
ここに来る子と普通の学校に通う子との大きな違いは、ここに来る子は体が弱くて必ずしも毎日来られるわけじゃないってことだ。
ここの子は、俺たちより何十倍何百倍頑張ってる。
俺はそのお手伝いに少しだけでも貢献出来ればと思ってこの職に就いた。
麗『おはようございます!』
新『ひかるせんせー!おはよう〜!』
奏『おはよぉ!きょうもみなとげんきぃー!』
麗『うらもー!』
新『あらたも〜!』
照『うん、みんな元気そうだね笑
じゃあ、みんなのロッカーにカバン入れて算数のファイル出してきてください。』
3人『はぁーい!』
俺の担当は、この3人。
他にも居るんだけど、今はちょっと出てこられないから最近はこの3人だけ。
小一の範囲だから、足し算とか引き算とかだけだけど、それなりに難しいみたいでみんな頭を抱えてる。
奏『ん〜…わかんなぁーい!』
照『んー?どこ?笑
じゃあ、りんごさんとバナナさん数えてみよっか。
合わせて何個〜?って聞いてるよ。』
奏『ん〜…りんごさんが5こ…バナナさんが6こだから…
5と6で…11!』
照『おー!自分でできたね!凄い凄い!』
他にも国語とかいろいろやってあっという間にお昼の時間に。
うちの病院では、1度自分たちの病棟に戻るのが決まり。
照『はーい!じゃあ、お昼ご飯の時間だからみんな戻るよ〜
お昼食べて、またお勉強の時間になったらこの前やってね〜って言ってたプリント先生にちょうだい?』
3人『はーい!』
照『いいお返事だね。じゃあ、また後でね〜』
麗『バイバイ!』
照『バイバイ!』
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作者名:詞音 x他1人 | 作成日時:2022年7月24日 21時