俺の嫁は…。【雪橙】

俺の嫁はあざとい。 ページ16

阿「あ！康二いた！」
向「…」
阿「どうしたの？」
向「いや、阿部ちゃん今みたいによく扉からひょこっと顔出すやん」
阿「え、よくやってる？」
向「それAちゃんもよくやるなぁって思って」


家で俺を探す時よく扉からひょこっと顔出しては部屋を覗いてるAちゃんと今の阿部ちゃんが被った。
＿＿

『康二くん？…あ、おった！あんな〜』
＿＿

向「うん。Aちゃんのが可愛い」
阿「女性と比べられたら当たり前でしょ」
渡「他にねーの？Aちゃんのあざとエピソード」
向「他？他なぁ…」


何か期待されてるからいつものAちゃんを思い返してみる。


向「飲みもん持つ時は絶対に両手とか、目が合えば笑いながら首かしげてくるとか？あーあとコレは身長問題もあるけど上目遣いは多いな」
佐「え、俺出勤した方がいい？」
向「人の嫁さん逮捕せんとって」
深「やっぱAちゃんも阿部みたく狙ってやってんの？」
目「ほわほわしてて意外と策士？」
岩「康二手のひらの上じゃんw」
舘「そういう夫婦の方が長続きしそうだしいいんじゃない？」
ラ「康二君が引っ張ってると思ったけど意外だね〜」
向「ん〜…狙ってるんか素なんかわからん」
渡「素でやってたら逆に怖いわ」
向「それがなぁ…」
＿＿

向「Aちゃんいつも両手でコップ持つよな」
『ん？あぁ…癖なんよねwちぃちゃい時からお兄ちゃんが「女の子は両手でコップ持って飲み物飲まないとアカン」って言われてて…』
向「なるほど？」


向「…」
『ん？コテッ』
向「んふふwいつも首傾げるww」
『何やろって思ってw考える時首傾げん？』
向「あぁ考えててんやw」
『うんw』
向「目合うと笑うのは？」
『お兄ちゃんが誰かと目が合ったらとりあえず微笑んどけば悪い印象は与えへんから微笑んどけって』
向「なるほど？」
＿＿

向「みたいな会話をした事あるから」
佐「お兄様の英才教育…だと！？」
ラ「それを全部素直に守って実行してたAさん凄いな」
向「おかげでママが沢山出来て何不自由なく学校生活怠惰に生きれたって味しめたみたいで癖付いてるらしい」
深「じゃぁある意味計算？」
岩「でももう癖だから今は違うんじゃ…」
渡「とりあえずね…お兄さんに感謝したい」
阿「癖付いて出てる天然なのか今尚計算なのかめっちゃ気になる」




向「ただいま〜」
『おかえり〜！お疲れ様！』
向「…」
『ん？コテッ』
向「なでなで」
『？』


天然でも計算でも可愛いから何でもええわw

俺の嫁はたぶんモテへん。→←俺の嫁は甘いものが好き。

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