俺の嫁はアニメオタク。 ページ30
『え…あ…今日遅くなるって…』
向「いや…うん。その予定ではあってんけど共演者の都合でバラシになって早く帰ってきてんけど…」
家に帰ると知らん女の子がおった。
いや、AちゃんやけどAちゃんじゃなかったというか…でもどっかで見たことあんねんな。
『まじまじ見んとってよ!!』
向「いや見るやろww誰やっけ?どっかで…あ!にこちゃんや!」
さくのお嫁さんの黒髪ツインテールの女の子。
その子の制服の格好をしたAちゃんが目の前におる。
向「ちょっwさくに送るから写真撮らせてやwww」
『絶対に嫌や!!着替える!!!』
見たことない俊敏さで部屋に逃げたAちゃん。
めちゃくちゃ今さらやけど何であの格好してたんやあの子w
30分くらい部屋にこもってたAちゃんが気まづそうに出てきた。
向「えー脱いだん?」
『着替えるって言うたやんかぁ』
向「写真撮ってないのにw」
『絶対に嫌や』
向「急に真顔w」
どうしても写真は嫌らしい。普段もあんまり撮らせてくれへんけど今回はホンマにあかんっぽいから怒られる前に諦める。
向「何でコスプレ?」
『元々趣味でしてたの〜。久しぶりにお部屋整理してたらクローゼットから衣装出てきて…ウィッグもカラコンもまだあったから懐かしくて…康二くん帰って来る前には終わらせる予定やったのにぃ…』
向「コスプレしてたん!?大人しいのに趣味になると活発やなw写真とかないの?」
『あるけど…加工に加工を重ねて加工してるから原形はないかな』
向「めっちゃ加工するやん」
『加工までがコスプレやの』
その重加工写真は見て良いらしく数枚見せてもらったけど…確かに原形はあんまりないw
向「何か凄いな…別人やん」
『別人になれるからコスプレしてたんよ。キャラになりきってればコミュニケーション取れたし』
向「なるほどwやるキャラに基準ってあんの?」
『人によると思うけど…私はこの衣装着たいなって感じで決めてたなぁ』
向「あの制服着たかったんw?」
『いや、にこにーは…その…周りがラブライブ!のコスプレしてたのもあるけど…』
向「けど?」
『…さっくんの嫁だから』
向「え」
恥ずかしそうに顔を伏せて言うAちゃんは可愛い。でも言ってる事は可愛くない!!
向「何やその理由!!」
『で、出会う前だし!』
向「それでもぉ!康二くん拗ねたわ」
『拗ねんとってよぉw』
撮ってないけど仮に撮影して良いってなってもさくには絶対に見せてやらんもん。
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作成日時:2023年10月12日 23時