絆の世界11

可愛い末っ子たち(短編) ページ26

side 中島

今オレの前には涙目で正座している我が家の末っ子ちゃんとキンプリの末っ子ちゃん。

今日はマリが1番に帰ってることは知ってたよ。
でもさ、まさかこんなことしてるとは思わないじゃん。

何してたかって言うと…

たまたま海人と帰りに会ったらしくてうちで遊ぼうってなったらしい。
うん。それは良いのよ。ただその遊びが問題なのよ。

電動で一気に大量に出るシャボン玉。
この前ねマリが番組で貰って来たのよ。

直ぐに聡まで食いついてやりたがってたけど外か風呂場だけねって約束させた。

結局なかなか聡マリが揃う時間なくてやってなかったんだけど…

あのさ、風呂場から脱衣所それに繋がる廊下と玄関までビチャビチャってかシャボン玉だからヌルヌルなんですけど。

帰った瞬間目の前にはシャボン玉が大量に飛んでて一瞬キレイって思っちゃったわ。

とりあえず怒鳴りつけて2人に掃除命じて、なんか2人とも頭までシャボン玉付いてるからシャワー浴びさせてそのあと正座させてお説教。

あ、因みにシャワー浴びてる間にズボンとパンツは取り上げたけど。
こんな子どもみたいなことする奴にはズボンも下着もいらないし。

さっき勝利帰ってきたんだけど、2人の姿見た後、俺のことすごい顔で見てさっさと2階に上がっていった。


もう2人一緒にお仕置きして終わらせよ。

「ソファーに膝立ち。」
そう言うと2人ともゆっくりだけど一応姿勢を取る。

「悪戯っ子のお尻真っ赤にしような。」
そう言って手を振り上げる。

パチィィンパチィィン、パチィィンパチィィン、
パチィィンパチィィン。

「「ごめんなさぁーい」」
2人ともやっぱり末っ子。
厳しくしなくても直ぐに謝りながら号泣。

結局20発ずつで手を止めてやる。

「もうわかったな？」
「「っはい！」」


あーやっぱり末っ子可愛い。

そのあと事情知った岸が迎えに来て海人にゲンコツ1発喰らわしてたけど。

2人とも悪戯はほどほどに。
そしていつまでも素直な末っ子で居てくれよな。

……………

可愛い末っ子の悪戯でした。
実は今ずっとちょっと重めでボリューミーな作品を書いてるんですが。その合間に可愛い作品書きたくなっちゃったんです。
って事でボリューミー作品載せるまでの間、ちょっとライトなお話続くかもしれないです。

どちらも待ってて貰えると嬉しいです。

♡、⭐︎、コメントよろしくお願いします。

こちらでも(短編)→←『構って欲しくて』終了

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